蒸気機関車の連結器 2
作成日:2017/9/23

前回作成した、蒸気機関車の前部カプラーの第二弾を作ってみました。前回は以下の点が問題になっていました。

1)高さ
C11にはぴったりだが、C62やD51だと、取り付け位置が少し高い
2)部品構成
機関車に差し込む部分のパーツを、二点構成としたので、組立が面倒
1)については、わずかなもので、実際に起伏のあるレイアウトで走行させた結果、懸念していたカプラーが外れる事故は起きませんでしたので、修正は必要なさそうです。しかしせっかく新しく作るので、調整をかけました。具体的には、約0.3ミリ連結器本体を下側にずらしています。右画像の薄い部分が差分です。微々たる部分なので、やらなくても良いと言えば、良いのですが・・。
2)の構成の見直しは、根元のコの字パーツを組み立て式から、一体型に変更しました。細かい部品を組み立てるのは、面倒なものです。ちなみに前回は右画像のような方式でした。結構手間がかかった上に目が疲れたので、何とかしたかった所です。
前回と同じく、DMMの出力センターにお願いしました。アクリル(Ultra Mode)・ブラックで、出力してもらっています。どうやら、細かい部品の一つが落っこちたらしく、別の袋に一つだけパーツがぽつんと入っていました。数を多めにデータ作成を行いましたが、値段は前回と同じでした。
あとは、プチプチと組み立てるだけです。コの字パーツを連結器にはめ込む際、少しおっかない感じでしたが、特に割れ・破損はありませんでした。意外と頑丈なのですね。

さらに、手間もへったので、組み立てはとても楽でした。
C62を交換してみました。おおよそ高さが合いました。これで何とかなりそうです!
この3号機もついでに交換します。もともとは、ナックルカプラーを改造して取り付けてあります。微妙にねじれているんですよねえ・・。
赤丸の部分が、カプラーを止めているピンです。車体にまっすぐ穴をあけるのも難しいものです。しかも、うっかり表にドリルが飛び出したりして、大変な事になるのです。

かなり気を遣う作業でしたが、このカプラーのおかげでその苦労から解放されました。右側の画像は交換後。カプラー本体を削ったりして加工するのも一苦労だったので、その工程も省け、本当に良かったです。
2号機もついでに交換しました。元のカプラーを外す方が時間がかかるくらい、楽に付けられるようになりました。

結局、勢いにのって、D51もまとめて交換し、全車両の交換を完了させました。これで重連も安心です。このカプラーに自動連結機能がつけられると良いんですが、とても収まるサイズには出来そうになくて・・。今後の研究テーマとします。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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