EF10 24
作成日:2017/10/22

KATOのラウンドハウス製品で、ついにEF10 24が発売されました。タイプとは言え、MicroAce一択ではなくなったのはとても喜ばしい事です。それで早速私も買ってみました。
タイプという事ですが、私の目には塗装の綺麗さだけでも十二分に感じます。実際どこがどう違うのかというのは、この記事では置いておいて、軽く加工をしてさらに素晴らしいものにしよう、と考えました。

とは言え、私にとってこの手の考え(いわゆるスケベ心)が良い結果に結びつかない事も多いので、時と場合によります。
で、まあ、なるだけ加工箇所を少なくすればいいので、事故が起きにくい場所を選定、の予定が、割と面倒な工作をはじめてしまい、当初の目論見からは、少し外れた(毎度おなじみの)展開となりました。

あれこれ加工箇所を検討した結果、ヘッドライトだけは外せないという結論になりました。当時のEF10のヘッドライトは、車体に直接ついた印象で、この部分のみ改造すればむしろ他はあまり気にならない、と考えたのです。塗装済みなので、かえって重加工になってしまうのですが、とりあえずやってみる事にしました。失敗したらそれはその時考える事にします。
まずはヘッドライトのステーをばっさりと切断。もうこれで後戻りはできません。ライトパーツがささる穴も、後ろに削り広げておきました。塗装を傷つけないよう、マスキングテープで周辺を保護しています。いっそのこと全塗装したほうが、工作は楽なのですが、窓枠の塗り分けと、印刷されたメーカープレートの処理が面倒だったので、このようなやり方になりました。
ヘッドライトの導光材が入る穴を後ろにずらして、パテで埋めています。ボディ自体も少しけずり、ライトが水平につくよう、加減しておきました。まあ、おっかない作業でした。終わったら、ヤスリ掛けして、表面を平坦にします。
塗装は、おでこの部分のみマスキングして行いました。このようにしておくと、ある程度光の当たり方が違うので、色の違いをごまかすことが出来ます。塗装すると、でこぼこですね・・。仕上げが甘いなあ。
ボディを外しているついでに、カプラーの交換と、手すりを白く筆塗りしておきました。一回では白くならず、何回か重ねたので、ぼってりしてしまいました。手間がかかりますが、分解してスプレーで塗装した方が、すっきり仕上がったかと思います。
ライトパーツをはめ、元通り組み立てました。多少のでこぼこは残りますが、ライトに隠れて見えないので、目をつぶります。また、ライトの基部から光が少し漏れますが、これもまあ気にしない方向で。

これで完成です。いつか、KATOから製品として発売されることを期待しております。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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