KATOの20系日本海
作成日:2016/10/9
更新日:2017/10/29

だいぶ前の話になりますが、KATOの日本海が発売されました。私もセット購入するか迷ったのですが、とりあえず、目当てのナハネフとカニだけをAssyで入手することにしました。

ボディ・床下・台車で一両分です。セットで買う値段の半分近くまでいく、結構な値段ですが、セットはナシとナハネが余って置き場所に困る、という事もあり、必要なものだけにしておきました。
カニの床下は、余分に買っておきました。手持ちのカニの交換用に使おうと目論んでの事でした。部品が合うかどうか、ろくに確認もせず買ってきたので、この時点では、少々冷や汗ものです。
日本海セットのAssy、ナハネフ20とカニ21をパチパチと組み立てました。部品の合いも良く、気持ち良く組み立てる事が出来ました。見た感じも、車掌室・展望室の不気味な出っ張りが無くなって、とても良いです。実は本題は、日本海セットの20系ではなくて、ここから先になります。
見た目の良さに気を良くして、他の電源車にも出来ないかを試してみました。まずは、カニ22からです。私のお気に入りです。車体長も変わらないので、簡単だろうと考えました。
奥が新しい床下セット、手前が旧床下。こうしてみると、カニ21と22って違いが無いのですね。びっくりしました。ちなみに手前の旧床下は、塗装してあります。
長さが一緒なので、何も考えずに、床下はそのまま、室内とライト部分をガバっと入れ替えました。これも気持ちよくパチンと交換出来ました。車掌室が広々して、気持ちが良いです。
次は、初期あさかぜのマニです。車体長が違う場合はどうするといいか。内装だけ切り継ぐのも考えてみたのですが、そもそもそんな面倒なことをしたくないのですよね・・。
それで、部品構成をよくよく見たら、ライト部分のみ交換でいけそうです。ですので、ライトユニット部分のみ交換しました。こちらも、部品の合いは完璧です。
やはり車掌室が広々していいですね。よく見ると、反射板が曲がって付いていますが、おいおい直そう・・。
電源車が広々したので、緩急車も何とかしたくなってきました。電源車を見慣れたせいか、展望室の不気味さが気になって仕方ありません。ただ、今回のナハネフ20はそもそも寝台割りが違うので、ナハネフ22とうまく合うのかが気になる所です。
そこでライトパーツ部分を外して、見比べてみました。旧製品は下、新製品(ナハネフ20)は上です。
案の定というか、寝台の位置が違いますね。長さも少し違いますし、旧製品は寝台部分が取り外せるのに対し、新製品は、寝台含めた一体成型です。小さい所ですが、こんなところにも10年の進化が感じられて、興味深いです。

考えた末、寝台は切り離し、旧製品のパーツを移植して、それっぽくまとめる事にしました。
まずは長さを切り詰め、その後、寝台を切り取りました。カッターを使い、ざっくりと切り取っています。
軽くヤスリ掛けをしたら、元の寝台部分をはめ込み、床板にはめ込めば、出来上がりです。寝台が一個分、変な感じに残っていますが、実際は見えないので、放置しました。
余談ですが、このナハネフ22は第一ロットです。当然電球だったので、以前他の方の作例を参考に、電球からLEDへ交換しておりました。スペースに余裕があるので、あまり困りませんでしたが、これもお役御免で、新しいライト基盤に交換となりました。
交換が終わったナハネフ22。展望室が広々して、とても良い雰囲気になりました。横から見ても、寝台の変な部分は、ちょうど窓がなく、目につきません。
これはラッキーでした。
なんだかんだで、手持ちの電源車・緩急車すべてに、同じ改造をしてしまいました。ライト基盤の基本的構造は変わっていないのに、カバーを小さくできるようになったのは、電球は発熱があるので、カバーを小さくできなかったのかな、と考えております。

LEDは偉大です。

ほんの10年前は、電球が主流であったわけで、ここ10年の技術の進化はすごいものがあると感じた次第です。そういえばその頃は室内灯も電球だった記憶があります。
・・しかし、この大量の余った床下、使い道あるんでしょうかね・・。そういえば、中間緩急車は、この仕様でまだ出ていないので、発売されたら交換だな、などと違う事を考えていましたが、よく考えたら、こんなに沢山の電源車と緩急車が我が家にはあったのか、と今更ながら驚きました。

これでこの記事は終わりとなります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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