C62東海形改良品
作成日:2021/3/26

KATOのC62東海道形の改良品が発売されました。C62東海道形のリニューアル製品が発売されて約10年、決定打と言ってもよい今回の改良品、さっそく買ってみました。

今回は初登場となる2号機を選びました。せっかくなので、手元にあるC622号機の北海道形と、見比べてみることにしました。北海道形が出た時はすごく盛り上がって、発売日に即買いに行った覚えがあります。それから、10年近い年月が流れたのですね・・。
上は今回の東海道形、下が北海道形です。
ケースは最近の蒸気機関車の標準である、ウレタンを取り出すタイプです。個人的には、北海道形で使われていたプラスチックの台(?)を取り出すタイプの方が、扱いやすいと感じます。
正面からみたところです。左が東海道形。
年代が経つことによる実機の差異はありますが、製品の表現に違いは感じません。右側の北海道形のナンバープレートは、銀河モデルのものに変えていますので、製品そのままというわけではないですが、今回の東海道形のナンバープレートは、字体の印象が良いと感じました。
上から見たところです。上は東海道形、下が北海道形です。
こちらも大きな表現の違いは感じませんでしたが、砂箱のフタの表現が変わっています。個人的には今回の表現の方が好きです。
側面です。上は東海道形、下が北海道形です。
こちらも大きな表現の違いは感じませんでした。製造銘板は、銀河モデルのものを貼り付けてあります。
テンダーも同じく、表現の差異は感じませんでした。
動力部分です。上は東海道形、下が北海道形です。
品番は同じですが、東海道形はフライホイールの形が変わっています。またライト基盤も全く別物です。そこ意外は目立った違いはありませんでした。ただ、初販の北海道形の動力ってわずかなのですが、ノッキングを起こすクセがあるように感じています。
ボディを外した際に、東海道形はキャブががっちりとボイラーにくっついている印象で、北海道形のようにキャブが簡単に外れる、という事はありませんでした。個人的にはキャブがくっついていてくれた方が、組み立てが楽なので、ありがたいです。
次に、初期の東海道形と比べてみました。とは言っても手元にある、東海道形初期製品で原型を保っているものがないので、比較的近い状態で残っている、42号機と比べます。
現時点で、最新のものと最古のものの比較。目立つのは、ランボード上の表現です。この網目の表現は、東海道形の次の北海道形から、採用されました。上から見ることが多いので、これがあるとないとでは、本当に印象が変わります。
分解時に泣かされる発電機の排気管は、今回の東海道形にはついていませんでした。元々2号機にはついていないのかもしれません。配管の表現も簡素化されているように見えます。ヘッドライトの消灯機構も、すっかりなくなってしまいました。
ただ、それほど大きい違いでもなく、並べても違和感を感じるほどの差異ではない、と思います。次に、入線時の整備を行いました。
ワクワクしながら、フタを開けました。こういう感覚は久しぶりです。真っ先に、部品を飛ばさないよう気をつけてテンダーのカプラーを交換しました。
製造銘板は、銀河モデルのものを上から貼り付けておきました。これがないと、どうも気分がのらないので(私の個人的好みです)、必ず取り付けるようにしています。
ボディに穴を空け、磁石を仕込みます。ヘッドマークを簡単に付けられるようにするためで、当鉄道の標準仕様です。C62は車体の大きさに余裕があり、ボディの加工のみで、磁石を仕込むことが出来ます。
元通りに組み立てたら完成です。やっぱり、つばめが良く似合いますね。走らせる日が楽しみです。是非、18号機と共演させたいと思います。

これでこの記事は終わりです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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