485系のカプラー
作成日:2018/9/9

前から欲しいと思っていたKATOの485系が、200番台の新規として発売されました。かもめ・みどりの併結が出来るのが売りで、この点が目当てで買われた方もいらっしゃるかと思います。肝心の連結面は間隔が異様に広く、少々考え物でした。それで、この点を修正、というのもあるのですが、先日走らせてみたところ、動力車の脱線が多発したのです。最初は貸しレイアウトとの相性かとも思ったのですが、出来のよい貸しレイアウトで、だいたい脱線する場合はこちらの車両に何か問題がある、というような良いコンディションですから、おかしいと思いました。
それで、動力車をひっくり返して調べてみた所、動力台車とカプラのお尻が干渉し、カプラーに変な動きを与えている事がわかりました。台車を左右に振ると、カプラーが押されるのです。カーブで台車がカプラーを押して、へんな力が加わって脱線したのでしょう。
カプラーを外してみると、カプラーのお尻部分が、わずかに飛び出ています。この点が原因とはっきり断定は出来ませんが、かなり確信(これが原因であると)がありました。
カッターを使って、飛び出している部分を雑に切り取りました。左が元、右が削ったものです。丁寧にやる場合は、ヤスリ掛けがよいと思います。削り終わったら、元通りに組み立てます。10分もかかりません。
これでカプラーの飛び出しはなくなり、カプラーが左右に触れても、台車の動きを妨げる事が無くなりました。実際にもこれ以降、脱線はおきませんでしたので、正解であったと思います。

改めて、Nゲージは繊細なものであると、認識しました。今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

⇒トップページへ
© モノづくり庵 TK Corps.