EF58 69
作成日:2023/6/21
更新日:2023/10/7
手持ちのEF58の中でも古株に属する大窓機です。10年ほど前中古品で買ったのですが、その時点ですでに15年以上型落ちだったので、製品自体は30年近く前のものになります。
このKATOのEF58は、再販されるたびに改良が施されているとは言え、すでにこの時点で完成度が高く、現行の製品と見比べてもまったく違和感がないほど、良く出来ていると思います。
長年客車列車や荷物列車の先頭にたってきたこの69号機も、信号炎管が折れてしまったりしたので、修復がてら手を入れてみました。
長年の酷使の影響か、信号炎管が折れております。パッと見、ナンバープレートのはまり具合や、汽笛パーツの色味などに、現行の製品と見比べると見劣りする部分もありますが、造形や動力はきわめてしっかりしていて、まだまだ現役でいけます。元々大窓ずきでもあるので、これからも末永く活躍してもらいます。
69号機のナンバープレートは、製品にも元々ついていましたので、それを付けてあります。今回手を入れるにあたり、せっかくなので、もう少しだけ69号機の特徴を出してみよう、と考えました。
実際のところ、特定番号とはいえどこまで手を入れるべきか、というのはいつも悩むところです。いつもどおり、最小限ですますことにしますが、屋根の抵抗器カバーだけは手をいれておきたいところ。余りもののボディから切り出して移植する事にしました。
最初に小さい方の抵抗器カバー部分を屋根から切り出します。デザインナイフで少しづつ切れ込みを入れていって、切りとりました。
元々ついている大きい抵抗器カバーを取り除くわけですが、ピンバイスで穴をあけたあと、その穴をつなげて切り取ってあります。
切り出したパーツをきっちりはまるように調整しました。
ビニロックフィルターを入れ替えるために、元々のフィルターをくり抜いて、きっちりはまるように調整しました。
塗装が終わったところです。車体は部分塗装ですましました。
ビニロックフィルターをはめ込み、裏から瞬間接着剤で固定します。
インレタを貼り、クリアーを吹いて車体は完了です。正面の車番はトレジャータウンさんの金属インレタを使い、側面の製造銘板は安定のくろまやさんのインレタを貼ってあります。
広島機関区にうつってからの69号機は、パンタグラフが交換されていたので、EF65のAssyパーツに取り替えます。1エンド側のみであったむき出しの避雷器も、手持ちのEF60のパーツを使って表現します。
元通りに組み立てて、出来上がりとしました。少しシルエットの違うEF58もなかなかのもので、小加工とはいえ、やって良かったなあ、と思いました。
これでこの記事は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
ここからは追記です(2023/6/25)。
車体を改造した後、ふと
EF58 36を改造した際、ボディのみ使って最新の動力はそのまま余った状態である事を、思い出しました。
Assyのボディはどこも売り切れなので、しばらくは動力のみ、となってしまいます。最新の動力を眠らせておくのはもったいないので、交換する事にしました。手前が余っている最新の動力部分です。
ボディを外して見比べてみましたけど、特に大きな構造上の違いは感じられませんので、そのままポンっと入れ替える事が出来るだろう、と思いました。
ライトのプリズム部分は、最新のものに入れ替えます。
試しにボディを最新の動力にあててみたところ、きっちりはまりません。
クイックヘッドマーク用のマグネットの逃げが、旧製品にはついていませんでした。テールランプのレンズを交換し、前面窓ガラスのあたりを削って、きっちりはまるように修正します。
無事入れ替えが完了し、ますます活躍してくれるでしょう。
以下は、追記(2023/10/7)となります。
部分塗装のまだらが目立っていたので(66号機ほどではないですが)、青のみ再塗装しました。これにより、側面の違和感を抑える事が出来ました。
これで追記は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。