ヨ5000の改造
作成日:2014/9/26
更新日:2017/9/6

KATOのヨ5000は、かなり古い製品でテールランプが点灯しません。最近の車掌車の標準装備から考えると、少々物足りないと思っておりましたので、改造してみることにしました。車掌車とは貨物列車に連結される車両で、乗り組みの車掌さん専用です。
まずは、分解を・・、という事なのですが、簡単にはいかず、あっちこっちを引っ張ってみたり、ひねったりと一苦労。その結果、屋根が外れることにようやく気付きまして、そこから手を付け始めました。

この箱状の窓ガラスの構造、実に懐かしいですねえ。先代の20系客車を思い出しました。KATOのかなり古い設計なので、分解するのが大変なわけだ。
最終的に床板を外しました。昔の製品なので、当然集電機構はついていないですね・・。ここからが大変です。

まずは集電をどうするかから考えなくてはいけません。そこさえ解決すれば、あとはどうでもいいと言うか、何とかなります。
いろいろ(楽な方法を)思案した結果、KATOの集電台車をまねることにしました。最初に真鍮線を折り曲げます。
で、こんな風に車輪に引っかけられるようにします。車体側に真鍮線が飛び出すように、折り曲げを調整しておきました。
見た目はイマイチなのですけど、黒く塗ればまあ、ばれないかと。床下の機器の一部に見えないこともないからかえって良いかも、という事で、よしとします。適当ですみません。
ここまでできれば、あとは光らすだけなので、ささっとやってしまいたいところです。尾灯は、KATOのスハフ42用の別売基板を使う事にしました。これはなかなかスグレものなので、見かけたら、ストックするようにしております。
テールライトはこれをそのまんま使い、室内灯のみ別途取り付けます。室内灯は、かの有名な夕庵式です。素人でも簡単に作成出来る素晴らしい構造です。本当にありがたいです。

基盤は、実際にあててみて少し大きすぎたので、余分を切りました。
テールランプのところをドリルで穴をあけます。室内まで一気にあけてしまいます。あけた穴には光ファイバーを通しておきました。。
基板一式を車体におさめます。ぎゅうぎゅうですが、なんとかなりました。窓ガラスは天井をくりぬいて、室内灯をおさめられるようにしてから、車体に取り付けました。
室内灯と集電線はハンダでつなぎました。ちょっと転がりが重いですが、何とかなります。それで、実際に点灯すると、右のような感じです。室内灯はやはりムラがあるので、今後の課題ですね。ま、今はあまり気にしない事にします。

これで、ほかの車掌車とも同じに使えるようになりました!めでたしめでたし。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

⇒トップページへ
© モノづくり庵 TK Corps.