スハフ43(青大将)
作成日:2014/8/25
更新日:2017/9/20

KATOから出た青大将編成は買っているのですが、「つばめ」「はと」だけでは少し物足りなくなってきました。折もおり、MicroAceより臨時「さくら」が出たのです。おっ!と思いましたが、今一つ買う気が起きないでおりました(もしかしたら同じ気持ちを持たれた方も多いかも)。しかし、「さくら」はやってみたい・・。

ならば、必要最小限の車両だけ調達すればいいのでは?との考えに達し、とりあえず、以下の車両を何とかすることで、最小限の車両で「さくら」を実現させようと思い立ちました。

必要な車両とは、

  スハフ43
  マシ29

この2車種があれば、何とかなるわけですが・・。当然既製品はないので、作るしかありません。
何となくですが、スハ44とスハフ43をくっつければそれっぽくなるだろうという考えになりましたので、まずはバッサリと両車両の客室部分と車掌室部分で切りはなしました。明確な終着点は見えておりますが、工作方法は全然見えておりませんので、あとは出たとこ勝負です。もう後戻りは不可です。
あまり細部にこだわらず、50センチくらい離れてみれば、大丈夫、というものを目指します。
私のモノづくりの方針はだいたいこんなものですので、お気軽にお付き合いください。

工作に入るまで気づかなかったのですが、スハフ42の車掌室部分は、窓が一つしかないのです。スハフ43は二つ。これをどうするか。
この画像はWikipediaより拝借してきましたが、左がスハフ42。右がスハフ43。窓の数が違いますね・・。それでGreenMaxのキットを移植してみようと探したところ、これがまたどこも売り切れでして・・。まあ、この世界ではよくある事です。と言っていても仕方がないので、スハフ42にもう一つ窓を追加することにしました。
マスキングテープでだいたいの窓の位置を決め、ドリルで抜きます。後はフチにヤスリをかけ、キレイな四角形になるように、調整します。右側の窓と比較して大きさが変わったりしないように、注意して作業しました。

とは言っても、私の腕では、いろいろゆがむのですが・・。
窓の穴をあけたら、窓枠の表現を行います。いろいろな先達の方々がやられている、”プラ版を少しひっこめてはめ込んで穴をあける”事にしました。
きっちりはまる用にプラ版を切り出して・・、とありますが、そんなにきっちりに整形するのは難しく、少々ガタガタですが、それでよしとしました。

瞬間接着剤で止めたら、今度は窓部分の穴をあけます。ピンぼけですみません。
ヤスリをかけて、それっぽくしたら、いったん、グレー塗装を行っておきました。よく見ると、ゆがんでたりしますが、まあ、50センチ離れれば、ばれないくらいにはなっているかと・・。これで、車掌室部分の工作は終わりとしまして、車体の工作に入ります。
車掌室部分の工作は終わりました。次に車体と合わせて、車体の長さが所定のサイズになるよう、屋根をガイドにして、切断面を削っていきます。

まだ、長いですね。少し削って・・。
おお。なかなか。あとちょいです。ぴったり屋根と同じ長さになるまで調整します。
あとは、補強のプラ版をはり、隙間にはパテを盛って埋めておきます。裏から見るとこんな感じ。結構いい加減に切断しているのがバレバレですが、表から見て見えなきゃOKです。
この後、パテをけずって平坦にしておきました。パテを盛って削ったら、いったん、全体にグレーを吹き、さらに継ぎ目を調整しました。いつまでたっても、継ぎ目消しはうまくなりません。
スハフ43は、スハフ42と違い、等級表示のための行燈がドアの上についています。いらなくなったスハ44のドア部分から、切り出して、移植しました。

側板を分けて、切り出しておきます。
ドアの上にペタっと貼っておきました。これで、だいたい面倒な部分は片付きました。とは言え、最大の難関の塗装が残っているわけですが・・。塗装については別ページで扱います。
以下、追記です(2017/9/20)。
号車札受けと、サボ受けが削られているので、銀河モデルのパーツを使って、貼り足しておきました。
車体が終わりましたので、室内を加工します。スハフ42のテールライトの機構をそのまま使いたいのですが、スハ44とは構造が違い、座席部分をそのまま移設すればいい、というわけにはいきませんでした。
いろいろ考えた結果、スハフ42の室内を基準にした方が、話が早いので、座席部分を荒いヤスリでガリガリと削ってしまいました。
次に、スハ44の座席部分をなるだけうすーく切り出して(これが一番面倒でした)、スハフ42の床板に貼っていきます。果てしなく貼り付けを続けた結果、こうなりました。多少のゆがみはもう諦めます。これで、室内は完成とします。室内灯も取り付けられますし、テールライトも点灯できます。もちろんONOFFも可です。
最後に、行灯式のテールサインを点灯させるため、LEDをもともとの基盤に追加しました。で、そのLEDを床板から飛び出させるための穴をゴリゴリとあけます。
こんな感じで、LEDをにょっきりと出します。後は、プラ版を切って、LEDを覆うように囲いを作ればOKです。これで残る工程は塗装のみとなりました。
この続きは、マシ29の記事にてご覧ください。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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