マシ29(青大将)
作成日:2015/1/19
更新日:2017/10/12

スハフ43と平行してマシ29の作成を行いました。これで、「さくら」ができるという事で、前々からどうにかしたかったのです。並行して作業すると、塗装が二両同時にできるので、少し手間が省けます。
マシ29は完成品がMicroAceしかなく、単体で手に入るのは難ありです。なので、最初のうちは、KATOの供奉車を改造して・・、などとあれこれ考えておりましたが(そういう作例を上げていらっしゃる方がおられまして、何度も拝見いたしました)、結局、イエロートレインのキットを使う事にしました。今でしたら、3Dプリンターでモデリング!となるのでしょうけど、この当時は、そんなものはなかったのです。
室内灯を付ける目的から、ベース車はKATOのオハ35を使う事にしました。キットは、瞬間接着剤で組立て、オハ35の側面をざっくり切り取ったところに貼り付けます。なにやら微妙に隙間開いていますが、あとから埋めることにして、あまり気にせず進めます。
瞬着なので、なんかのひょうしにぽろっと窓枠が外れちゃったりするのですよね・・。都度付けなおすしかありません。ハンダ付けはどうも苦手で・・。
側板が固着したら、隙間をパテで埋めておきました。ここの隙間を埋めておかないと、屋根を付けた時に隙間から室内まで見えてしまう可能性があり、さすがにそれはみっともないですから。
室内設備ももともとのオハ35の床板部分を残して、ゴリゴリと削っていきます。食堂車のテーブルとイスはどうするか、っていうのは、あとで考えることにして、とりあえず、床と仕切り板以外を削り落としておきました。そこらじゅう削りカスだらけになります。完全に削りきれていませんが、よしとします。このホームぺージは基本このスタンスです。
床を削り終わったら、次は室内の工作をやります。

まずはおおざっぱに、配置を鉛筆で下書きします。窓割りとずれないように気を付けておきます。プラ版で簡単に調理室と休憩室の仕切りを付けます。この辺は割と雰囲気重視で、細かい寸法はとりませんでした。
小さく切ったプラ片を貼り付けます。テーブルの土台になるものです。さらに、テーブル部分を貼り付けます。なんとなく、形になってきました。
テーブルが何とかなりましたら、今度はイスを作成します。1ミリ厚のプラ版を細かく切り、これをイスの座る部分にすることにしました。多少大きさにばらつきがあったり、がたがたしておりますが、気にしません。

テーブルを基準にペタペタと接着していきます。多少のいびつ感は逆にイスが少しずれている感じが出てよろしいかと思います。
次に0.3ミリのプラ版を使い、背もたれを作成して、接着しました。
最後に床板にはまるか確認しておわりです。それっぽい雰囲気になったと思います。
車体と下回りがだいたい何とかなったので、次は屋根です。一旦ベンチレーターを削って屋根をつるつるにしておきました。サーフェーサーを塗っております。で、そこにベンチレーター等を取り付けるわけですが、余りもののパーツを適当にそれらしくつけておきました。そのあとクーラーの点検蓋の位置を決めるために鉛筆でしるしをつけておきました。
クーラーの点検蓋はお弁当屋さんの透明のフタです。薄さもいいし、何よりわざわざ買う必要がありません。適当な大きさに切って、ペタッと密着させます。

接着剤がかわけば、完成です。
塗装は、前作のスハフ43(青大将)と同時に行いました。青大将の塗料は、Fabreを使いエアブラシで吹きました。屋根はグリーンマックスのシルバーです。一色塗なので、何も考えずに塗る事が出来ました。ただ、金属車体は気を使いますね・・。とはいえ、一通り塗装が終われば、あとは割と楽です。
まずはインレタで車番を貼ります。これは以前買っていたくろま屋さんの残りを使いました。このインレタはとても柔らかくて良くくっついてくれます。また、長期保存しても使えるスグレモノ。愛用しています。リベットが邪魔でちょっとやりにくいです。
窓ガラスには、お惣菜のフタを使いました。所定のサイズに切り抜いて、接着しています。
ここからは、以前作成した、スハフ43と同じ工程になります。インレタを貼ったら、屋根と組み合わせます。何となく、良い感じになって、とても嬉しい瞬間です。
室内も簡単に塗り分けておきました。少しくらいのはみ出は一切気にしません。ですが、これをやっておくだけで、室内灯を付けた時の見栄えがかわるものですから・・。こういう立体を、安く3Dプリンターで作れるようになると良いのですが。
で、室内灯を取り付けます。もともとの機構を残してあるので、簡単につけることができました!で、ボディをかぶせますが、これは両面テープで固定しました。点灯させるとこんな感じ。なかなかいい感じです。自画自賛です。これだけでご飯三杯食べられます。
スハフ43にも室内灯をつけました。こちらも元々の仕組みがあるので、簡単に取り付ける事ができます。行燈も点灯するように、アクリルの棒をさしこんでおきます。加工方法はかもめ(旧客)と同じです。
細かいパーツを付け足して、完成としました。細かいところを手抜きしましたが、走らせればそんなにわからないものです。これで完成となりました!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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