クモハ485その1
作成日:2019/3/17

先日発売されたKATOの485系で遊んでいるうちに、485系の短編成に興味がわいていきました。3両編成やディーゼル機関車に牽引されて非電化区間への乗り入れ、他形式からの編入といった見た目にユニークなものが多く、模型で再現してみるのはとても楽しそうです。
クモハ485は、モハ484とユニットを組む電動車に運転台を取り付けたものです。製品化もされているようですが、単品での入手は困難なので、改造して作ってみる事にしました。
中古模型店のジャンクコーナーで漁ってきたKATOの旧製品を、改造の元として使うことにしました。最新の製品は、Assyでも入手できそうになかったので・・。クーラーだけは、最新のものにしようと、交換パーツを買っておきました。上から見る事が多いので、効果的です。
KATOの485系旧製品は、屋根から外すタイプだったのですね、知りませんでした。この構造は久しぶりだったので、分解するのに冷や汗をかきました。特に屋根を外すときに、貫通扉の窓を痛めてしまうので・・。ライトユニットもムギ球という何とも懐かしい仕様ですが、車体の完成度は高いので、最新の製品とつないでもそれほど気にならないと思います。
モハとクモハを並べておいて、おおよその位置でばっさり切り離すことにして、マスキングテープで印を付けておきました。画像で上のクハは運転台のみ、下のモハは客室部分のみを使います。
屋根ごとまとめて切断しました。もう後戻りできません。意地でも完成させないといけない瞬間。
床下にのっけてみて、長さが合うように調整します。今の時点ではドアのない不気味な車体になっています。
まがったりよじれたりしないように、注意して接着するわけですがここが一番難しくて、毎度の事ながら緊張します。接着後は、軽くパテを盛っておきました。
このままだと、扉の無いクモハになってしまうので、運転席を切り取った残りクハのボディから、ドア部分を切り出します。
切り取ったドアを曲がらないように付けました。結構大変です。雨どいが直線になるよう、特に気をつけて作業しました。
付け終わったら、隙間を埋めてヤスリ掛けしておきました。
ボディと屋根のヤスリ掛けが終わったところです。この時点で、一個忘れている事があるのですが、まったく気づいていませんでした。
床下はクハとモハを切り継いで、一つにしておきました。機器は厳密に再現しておらず、電動車の床下っぽくなっていれば良いくらいの精度です。
クリームを吹いた後確認したら、継ぎ目が見えていたので、再度パテを盛って修正しました。
再度クリームを吹いた後、継ぎ目を確認したところ、これくらいなら大丈夫という事で、先に進める事にしました。
室内は、先頭車のデッキの仕切りを一旦切り取って、中間車の座席を一列切り出し、それを移植する事にしました。
移植して、ボディに置いてみている所です。何となくもう一列くらい座席が置けるのではないか、と考えてしまいます。
マスキングをして、窓回り・雨どい・裾に赤を吹きました。塗装は一番苦手な工程です。綺麗に塗り分けられた作品を拝見すると、感動します。
髭の部分もマスキングして塗装しました。マスキングテープを細く切って貼り付けるのは、本当に大変です。こちらの仕上がりもドキドキです。
少々はみ出しましたが修正可能なので塗装は完了、という事にしました。走らせていれば、そうそう気にならないと思います。
すっかり忘れていた事がこれでした。方向幕が付いていたのですね。塗装後にいじるのはおっかなびっくりですが、穴を開けておきました。マスキングテープを貼り、穴をあける位置をけがく。次にピンバイスで穴をあけて、ヤスリでつなげるという、基本的な方法です。
Hゴムには、完成品と合わせるためにグレーをさしておきました。これで一旦車体の工作は終わり、となります。長くなりましたので、一旦ここで終わりにします。続きはこちら⇒クモハ485その2でご覧ください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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