C62の動力換装 その2
作成日:2020/8/15
更新日:2021/12/24

C6218号機に続き、29号機の動力を交換しました。ベースは前回に引き続き、C62常磐形を使いました。このC62の動力交換は、本記事を含め三回にわたりご紹介しております。

  一回目:C62の動力換装

  二回目:C62の動力換装 その2(本記事)

  三回目:C62の動力換装 その3
基本は前回とまったく同じです。一点のみ違うところがあって、シリンダーブロックを、東海形より移植しています。少し内側に傾斜した形状がなぜか再現されていないので・・。

理由は不明ですが、交換しても問題なさそうでした。正面から見たバランス特に狭軌間や、構造など、色々な都合があるのでしょうか。あるいはモデルになったC62の差異かもしれません。持っている当人もあまり気づいていなかったポイントなので、省略されてしまったのかも。
移設したシリンダーブロックのはめ込みが甘かったので、ゴム系の接着剤で固定しました。
移設したシリンダーブロックにロッドを差し込むための穴をあけました。東海形にはついていませんでしたが、のちの北海道形から追加されたパーツです。左側の穴のあけ方が雑ですが、パーツを差し込めば、まあ見えないという事で。
その他のパーツも前回同様に加工しておきました。このように元通りに組み立てることが出来れば、完了です。
かすれていた部分に色差しをやり直して、完成となりました。完成してしまえば、ぱっと見の違いはありません。わずかに従台車の上の隙間が、東海道形と違う動力であることを示しています。
これで、改造は完了しました。記念に前回改造した18号機と並べて記念撮影です。苦労したシリンダーブロックの交換は、言われないと気づかないですね、これ。

以上でこの記事は終わりです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

⇒トップページへ
© モノづくり庵 TK Corps.