クモハ485 100
作成日:2021/5/17

KATOの485系300番台が発売されました。
これを機に、以前作ったクモハ485系の100番台を作り直してみました。実はこれ、1年くらい前に作業し、最近手をいれたものです。
クモハ485系0番台とクロ480系も同時に制作しており、時々別の画像が映り込んでいますが、ご了承ください。
以前も一度作っているので、やり方は変わらないのですが、一応車体を当てて、切り継ぎの位置を確認しておきました。
右の画像は、ドアを切り継がずに済ますことが出来ないかと、試しているところ。結局これは無理だとわかりました。
ばっさりと側板を切り落とし、モハの側板を仮止めしているところです。旧製品に比べると、車体が華奢なので、不安定な状態で作業するのが一苦労でした。
切り取った元のクハの側板からドア部分を切り出して、モハの側板とつなぎ合わせます。平らな場所において、作業ができるのは、前作と比べてやりやすかった点です。
あまったモハのドア回りから、行先表示機の部分を切り出しました。前作で作り忘れていたというか、気づかなかった部分です。ちなみにその時は、完成してから恐る恐る穴をあけました。

切り出したら側板にはめ込みますが、窓枠と近すぎてやすりがけも一苦労です。
元通りに側板を貼り付け、隙間はパテをもって、軽くやすり掛けしました。
床板と組み合わせるための凹み部分は窓ガラスについています。その部分だけを切り出して、車体に直接接着しました。
タイフォンをエッチングパーツに置き換え、削れてしまった号車・列車名差しも、追加しておきました。
窓ガラスを試しにはめ込んでみています。行先表示機の部分は干渉しないよう、窓ガラスの余分を削っておきました。ここは何度も嵌めたり外したりするので、塗装前に入念に作業しておきます。
屋根は、クハの両端と、モハの真ん中部分を組み合わせて車体の長さに合うよう調整しておきました。
室内は、元のクハに座席を一列追加して、仕切り板を追加しています。座席は不要になった改造元の中間車の座席を切り取り、薄く削って接着しています。
床下は、元のモハの機器部を、クハの機器部と入れ替えて接合したものを作りました。
塗装して一旦完成となった状態です。
・・ところが、三両まとめて作ったせいか工作のアラが目立ち、どうしたものかと考えていたのですが、ついに再修正をかける事にしました。
一旦塗装を剥離しました。前回は塗装のミスから、全体的に厚ぼったくなっていました。これも再修正をかける理由の一つです。実際窓ガラスをはめ込んだら、一部塗装が欠けてしまうくらいでした。
接着部が割れてしまったりするので、こういう場所は補修します。また削れてしまった車側灯は、ランナー引き延ばし線で再生します。
車体をプラバンで補強しておきました。
サフを吹き、パテで修正して車体を滑らかにします。
屋根は工作がかなりまずくて、曲がってしまっています。接合部でばきっと割って、まっすぐになるよう付け直しました。
接合部を綺麗にしたら、Fabreの銀色で塗装しておきました。これで、屋根はまっすぐになったと思います。
下地を整えたので、クリームの後、赤二号を吹きました。一度にマスキングするのは不得手なので、ひげは後回しになります。
今回は、0.2ミリのマスキングテープを見かけたので、試しに使ってみました。まっすぐ貼るのが一苦労でしたが、何とか貼ることが出来ました。
かなり細く仕上がりましたが、一部はみでているようです。しかしこの細さは魅力的です。すっきり仕上げられるともっと良くなると思います。
元通り組み立てて完了となります。前回作成したものと並べて記念撮影。こうしてみると、旧製品って良くできていたというのを認識しました(帯に乱れがありますね、お恥ずかしい)。

以上でこの記事は終わりとなります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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