スハフ43(ブドウ色1号)
作成日:2022/1/12

青大将色のスハフ43に続き、ブドウ色1号のスハフ43を作成しました。かもめの旧編成を実現する為の車両です。
改造のベースとなる、スハ44とスハフ42です。スハフ42はテールランプも点灯しない旧製品ですので、テールライトを点灯させる工作も必要になります。
スハフ42の車掌室とスハ44の客室を切り継ぎます。スハフ42は旧製品ですので、車掌室のボディについている床部分はくり抜いておきます。
屋根を基準にして、車掌室部分と客室部分がピタっと合うように削りました。車掌室の窓もあらたに開けておきます。この辺の手順は、前作と同じです。
屋根は前作と違い、すべてのベンチレータを削り落としました。
継ぎ足した車掌室部分は旧製品なので、天井部分がありません。1ミリ厚のプラバンを使ってそれらしく追加しておきました。これがないと、室内灯の光が漏れる可能性があります。
継ぎ足した車掌室部分は旧製品ですから、当然テールランプも一体成形品です。
このままですと点灯しませんので、ドリルで穴を開けておきました。また、ホロ枠も最近の標準のものを付けられるように、取付穴を修正します。すべて現物あわせで作業しました。

テールライトのレンズは、20系の床下交換時に出たあまり部品から持ってきました。
スハ44の床板がはまるように、ドア部分を削っておきました。
車体の工作が一通り完了したところです。同時作業している、マシ29もうつっていますが、ご勘弁下さい。
いつもでしたら、スハフ42の床板を使います。テールライトの点灯機能をそのまま生かす為です。
今回ベースになったスハフ42は旧製品で、テールライトは点灯しません。そこで、床板はスハ44のものをそのまま使い、そこにテールライトを点灯させる機構を組み込むことにしました。
使用する基板は、コキフ50000のライトユニットです。きわめて小さくまとまっているので、組み込みが楽だろうと考えました。
はじめにオモリを固定する為のリブを削っておきます。
ライト基盤は、床下の集電板とリード線で直繋ぎしました。床板への固定は両面テープを使っています。ついでに、テールサインの点灯用配線も組み込んでおきます。組み込んだら点灯するか確認しておきます。
テールライトのレンズ部分を覆うカバーは、プラバンで作成しました。
テールライトのレンズは、20系のものを使いますが、幅が合わないので、真ん中で切って差し込むようにしました。飛び出し過ぎですが、最終的には良い感じの位置に固定します。点灯してみたところ、特に問題はなさそうでした。
カバーには、プラバンにそれっぽく仕切りなど追加しておきました。
等級表示板は、元のスハ44から移設しております。
屋根板には四角い穴を開け、ベンチレータ―がはめ込めるようにしておきます。
車体はモリタのブドウ色1号で、屋根はfableの灰色で塗装しました。ベンチレータ―もはめ込んで見ている所です。
室内灯はKATOのものを使っていますが、導光材がなぜか見つからなかったので、アクリル板で自作しました。うまく光がまわらないので、アルミテープをはって、少しでも光がいきわたるようにしています。
元通りに組み立てたら、完成となります。前作の経験がありますので、それほど戸惑わず、最後まで作りきることができました。

これで、この記事は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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