EF58 44
作成日:2023/6/6

EF58は個体差の激しい機関車で、そこに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。私もすこしずつではありますが、EF58の細部の違いが分かるようになってから、この機関車の魅力に取りつかれるようになりました。

先日、EF58の資料を眺めていたところ、少し風変りな44号機が目に入りました。44号機は上越仕様で登場し、青大将塗装にもなった華やかなEF58でした。晩年は小窓に改造され、ツララ切りも外されて活躍しましたけど、耐雪カバー付きの汽笛や、側面の昇降はしごの切りかけが設置されなかったなど、一見一般的な小窓機に見えるけど、よく観察したら風変りなスタイルです。

そこが好きになったので、EF5844を改造で作ることにしました。とは言え、精密改造する程の腕もないので、いつも通り、目についた所だけ手をいれるお手軽改造です。
一番目だつ側面の昇降はしごの切りかけを、プラバンで埋めます。あまり綺麗に埋める自信がなかったので、あまったボディからはしごまわりを移植、という方法も考えてみたのですが、これまた綺麗に切り継ぐのが難しいなと思い、結局この方法に落ち着きました。
隙間はパテで埋めて、やすり掛けしておきます。ナンバープレートも交換しますので、一緒に埋めておきました。前面のディテールをのこしつつ埋めるのは苦労します。少々削り残しがありますけど、気にしない。
はしごをどうするかも、悩んだ点です。真鍮線を折り曲げてつける、という事も検討したのですが、他のEF58との統一感を重視して、ランナーの引き延ばし線を接着する事にしました。
という事でもろもろの工作が終わった状態です。
塗装がおわった所です。少々凸凹しているけど、気にしません。ナンバープレートと製造銘板は、車体と一緒に塗装し、ヤスリで磨きだしました。
LEDは古いオレンジ色の強いものが使われていたので、暖色系のものに交換しました。
パーツ類を元通り組み立てて完成としました。耐雪カバー付きの汽笛は、前回改造したEF58 36のあまりパーツを使っています。これで少し風変りなEF58が新たに仲間入りしてくれました。やはりEF58には荷物列車がよく似合うのではないでしょうか。
最後に他の小窓のEF58と記念撮影。小窓のEF58もなかなかかっこいいです。走らせる日が楽しみです。

これでこの記事は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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