EF58 64
作成日:2023/8/29

前々から、所有車両に加えたいと思っていた、青大将・大窓・水切り付きのEF58を作成しました。元々の想定から, 少々食い違いが起きたのですが、結果として完成しました。
きっかけはこれ。某オークションで入手しました。18号機という事だったので、内容もろくすっぽ確認せず、てっきり”試験塗装機 4両セット”のバラシ品だと思って、買いました。
届いてみてびっくり。EF58大窓ブルーの塗り替え機でした。あらら。

とはいえ、よくよく見てみると、車体の塗装もとても丁寧で、前オーナーさんの想いが伝わってきます。せっかくなので、良く見てみる事にしました。
台車は全体的に再塗装されています。先台車には、カプラーポケットのばねを短く切ったものが、はめ込んでありました。EF81の中間台車のばねを流用する、というやり方があるそうですが、なるほど、こういうやり方もあるのですね。これはそのまま残して、効果的なら他のEF58でもやってみよう。人様のこういう工作は、とても勉強になります。
インレタも綺麗にはってありますね。細かい形式番号を綺麗に貼るのは、本当に難しい。塗装も丁寧にされています。
信号炎管の取り付け穴が、そのまま残っているのはご愛敬。ヘタに埋めるくらいなら、これくらいの割り切りも、大事と思います。地の色が暗いので、そうそう気付きませんし。側面の昇降はしごの蹴込みも、そのまま残されています。
とはいえ、このボディを加工して、初期型風にするのは、結構骨が折れます。そこで、ボディはあきらめて、手持ちのEF5818の、部品どりのなれの果てを、再生させて使う事にしました。
ボディだけは、なぜか持っていたわけですが、使う日がくるとは思いもよらず、加工の素材にあれこれ使ってしまい、画像のような有様です。
EF58 69を改造した際に、抵抗器カバーを移植してしまったのですが、他のボディから切り取って、はめ込んでおきます。要するに、オリジナルの状態に戻す作業です。

使う事はないだろう、と思っていたので、切り取り方も荒く、滑ったカッターの跡が、生々しいです。こちらも目立たないように修正します。
車体の再生が終わりました。元々モールドされているナンバーも、削ってあります。

で、べッと色を塗ってしまえば、加工跡はほぼ判らなくなる、と。
ナンバープレートは”帝神工房”さんの製品です。近年エッチングパーツを出している老舗が、どんどん少なくなっている中で、こういう製品を出して下さるのは、本当にありがたいことです。
元通りに組み立て、ナンバーを付ければ完成です。今回は、試しにワイパーを別パーツに置き換えてみましたが、考えていた以上に良く見えた(私的にですけど)ので、後に手持ちの全EF58に、施工しています。ワイパーのモールドを削るのが面倒なのですよね・・。ワイパーモールド無しの、窓がラスが発売されると、かなり楽になる、と思いました。

これでこの記事は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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