東武6050 組み立て編
作成日:2023/8/16

東武6050系は子供の頃乗ったことがありまして、角ばったスタイルと鮮やかな内装がとても印象に残った形式でした(その当時は何でもカクカクしたものが流行っていた気がします)。
その6050系がなんと!天賞堂”T-Evolution”シリーズで発売との事、ついにお財布に優しく入手できる日が来るとは。これはなんとしても手元に置きたい、と早速発売日に買って来ました。

なお、画像はその時とった写真。ヘタですみません。今回のキットはこの時と比べると後のタイプとなります。
一旦何も考えず、とにかく説明書通りに組み立てて、様子を見る事にしました。それで、一切過程がないのですが、完成したのがこちら。

走らせて遊ぶ分にはじゅうぶんです。まさしく鉄コレの16番版。こういう製品を発売してくださって、ありがとうございます。
とはいえ、個人的には「こうなっていると良いなー」と思える部分もあります。
  1. 生のプラの質感。特に床下や屋根上の質感を良くしたい
  2. パワートラックの集電が不安定なので安定させたい
  3. 室内の色入れをしたい
  4. 運転席まわりの表現をもう少し凝りたい
  5. 屋根配管の表現をしたい
  6. フロントマスクのディテールを足したい
  7. クーラーのディテールを足したい
  8. 室内灯やヘッドライトを点灯させたい
上記のような所をどうにかしていきたい、と考えました。多分この辺のクオリティをあげると、とてもではないけど、この値段では無理という事ですね。そういう意味では、買った人の工夫次第でドンドン良くなっていく、半素材的な一面もあるのでしょう。もちろん今のままでもじゅうぶん迫力のある、素晴らしいものと思います。
とはいえ上記の改造をはじめると、そもそもいつまでたっても完成しない、まずいパターンに陥ります。私も京福で身をもって体験していますので、段階的に進めていくことにしました。

方針は「走らせられるようにしておく」です。当たり前なのですけど、これが結構難しい。ですので、上記1~8のうち、後工程でやりづらい部分のみ先にやることにして、それ以外は手をつけず、スピード優先で組み立てる事にしました。残り作業は少しづつ、お財布に優しく、進めていくつもりです。
二編成目を組み立てますので、簡単に過程を記録しておきました。

まずは台車枠です。ランナーから切り離した後、デザインナイフとやすりで切断面を綺麗にしておきました。クハとクモハでは台車枠が違い、またパワートラック用の台車枠も別なので、取り違いに注意します。
プラスチック部品にネジ山はありません。説明書には”ネジを回せばしまります”と書かれていますが、あらかじめ軽くネジを回して道をつけておいたほうが、作業がしやすいと思います。
スカート部品・連結器ポケット部品も、同じように切り出して、切り口を整形しておきます。
取り外した、使わない部品の山です。もしかしてもしかして、何かのひょうしに必要になるかもしれませんので、保管しておきます。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

床下に使う部品をまとめて塗装しておきました。床下は、プラスチック部材にねじ止めをする箇所が多く、何度も分解したくないので、後工程にまわさず先に塗装しておきました。
真っ先に連結器を付けておきます。台車をつけた後だと、やりづらいと思います。
次に台車を組み立てます。作例では、台車パーツに墨入れをしています。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

後々、室内灯を付けようと考えていますので、台車同士を銅線で接続して、集電の性能をよくしておきます。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

銅線は、床下にモールドされているフックに納め、マスキングテープで固定しておきました。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

説明書に従うとパワートラックは、一番先頭側に付ける事になります。”動力はなるだけ真ん中の方がいい”というイメージ(思い込み?)がありますので、パワートラックの取り付け位置を、連結面側に移動しました。その為床下に、パワートラックの端子を逃がすための、穴を開けます。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

パワートラックともう片方のトレーラー台車を銅線で接続して、集電性能を良くしておきます。
ここで、軸受けメタルを差し込み、車輪をはめます。片方ずつ作業した方が、やりやすいと思います。
台車があまりにもがっちり組みあがっているようだと、線路に追随しにくくなり、脱線の原因ともなりますので、ネジをゆるめる・逆にしめる、という調整を行います。しめすぎると、ネジ穴が壊れて難儀しますので、ほどほどにします。
ネジのしめ具合の”いい塩梅”が非常にわかりづらく、ここは勘にたよります。
(※そのまま組み立てる場合は必要ありません)

動力車とはいえ、トレーラー車と大きな違いがあるわけではありません。トレーラー車同様、台車を接続している銅線をフックに留め、マスキングテープで固定しておきました。
元通りに組み立てれば完成です。少々床下が暗い印象もありますけど、プラの生感が消えて、かっこ良くなったのではないかと思います。引き続き、暇をみて手をいれて行きたいと思います。

こちらに続きます。⇒ 東武6050 運転席編

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