モハ151を修理する
作成日:2021/5/9

中古屋さんをのぞいたら、モハ151のいわゆる不動車が10%割引だったので、思わず買ってしまいました。動くかどうかはわかりませんが、おそらく接点不良系のトラブルだろうと考えていたのです。以前より、151系の編成を2Mにしたいと考えていたので、その為もありました。

はたしてどうなるか。
線路に載せて動かそうとしても動きませんでした。まあ”不動車”なのですから、当然と言えば当然です。そこでテスターを使って、接点の接触を確認しましたが、特に問題なくモーターまで通電していました。
モーターまで通電しているのに動かないという事は、モーター本体に問題があるという事になります。接点を磨いて調整すれば動くだろう、という甘い見込みは、あっという間に崩れてしまいました。この時点で、修理するまでのコストを考ると、赤字決定です。

外したモーターでテストをしてみたのですが、止まった(シャフトの)角度によって、回転するしないが起きる事がわかりました。完全にモーター側の問題でした。となるとモーターをどこかから持ってこない限り、修理は出来ないという事です。

これは困った。
そこでふと思いついたのが、過去に動力を交換したC62東海道形です。
電車用に使われているモーターを載せている、と聞いたので、見比べてみました。上がモハ151のモーター。下がC62のモーター。フライホイールや取り付け用の枠の違いはありますが、本体そのものは同じのようです。

そこで、こちらに交換する事にしました。
ユニバーサルピニオン抜きを試しました
フライホイールは、「ユニバーサルピニオン抜き」という工具を使って外しました。

これがまた、気持ち良いほどスポッと引き抜くことが出来たので、感動のあまり動画を撮ってしまいました。この感動をお伝えしたい為にこの記事を作成した、と言ってもいいかもしれません。
フライホイールを新しいモーターにはめなおします。私の場合、固い板の上にフライホイールを置き、その上にモーターをあてて、ゴムのハンマーを使って、じわじわと軸を叩くようにしてはめていきました。
他の動力車を参考に、元通り組み立てなおせば完成です。試運転をしたところ、気持ちよく走行してくれました。
何の記事なのか、よくわからなくなってしまいましたが、モーターから抜きたいものがある方には、「ユニバーサルピニオン抜き」お勧めです(販売店の回し者ではありません)。

結局この工具を買った関係で、Assyを買った方が安上がり、という結論になってしまいました。まあ、遊べたから良しとします。

以上でこの記事は終わりです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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