モハシ151をM車にする
作成日:2022/7/3

以前修理したモハ151の動力車があります。動かなかったのでモーターを交換して動くようにしたわけですが、元々の目的は手持ちの151系の2M化にあります。九州乗り入れをやっているため(⇒151系に連結器をつける)非力感があって、以前から2Mにしたいと考えていました。
※画像は公式サイトより

編成中にモハ151は2両入っており、うち1両はM付ですから、もう1両を置き換えれば2Mになります。ただ、その場合ですとモハ151は7号車と11号車に組成されていて隣接しておらず、運転上少々不安な所があります。
理想形はモータ車が隣接していることです。でも改造なしで隣接させるのは難しそう。

10号車のモハ150をMにして、10号車・11号車で2Mという事も検討してみましたが、動力車は編成の真ん中あたりにある方が良いに決まっているので、こちらもいまいちです。
出来れば、改造なしですましたいところでしたが、11号車の置き換え案がなくなった時点で、改造が必須となりました。
結局、7号車の両側である、6号車か8号車をM化するしかない、という結論になり、サハの床下機器の密度では、モーターカバーを隠せそうにないので、モハシをM化する事にしました。
Assyでモハシの床下を買って、これをベースに改造します。
試しにモハシのボディを外し、動力車に被せたら、そのままピタっとはめる事が出来ました。トレーラと動力車で車体の違いがないのは素晴らしいです。
室内は座席をヤスリで削ってしまえば何とかなりそう。動力車なので、座席も背もたれ部分しかなく、削るのも楽そうです。
まずはガリガリと座席の部分を削って平坦にします。
・・と、やってしまいました。床下を動力に固定するための爪を一か所折ってしまいました。とりあえず三か所あれば何とかなるので、このまま続けます。
鉛筆でおおよそのレイアウトを書いたら(適当です)、0.5ミリのプラバンで何となくビュッフェに見えるように、室内を作っておきました。
床下をどうするか悩みました。改造せず目をつぶる誘惑になかなか勝てませんでしたが、結局それらしく改造することにします。
モールドされている機器類をリューターで削ったあと、軽くペーパーでヤスリました。
モハシの床下から機器を切り取る→薄く削る→カバーに接着する、をひたすら繰り返します。
という事で、何とか完了です。少々曲がってますけど、気にしない。
削りすぎで薄く透けてしまった所には、裏から紙をはっておきました。
室内・床下ともに完成となりました。床下は手間がかかりましたけど、やって良かったです。
床下は半艶の黒を吹き、室内は適当に色をさして完成です。モーターの入っていないモハシと比べてもそんなに違和感ない感じで出来たと思います。
モーター車と連結して試しに走らせてみていますが、それほどの差はなさそうです。よかった。元々のM車と比べても、床下の機器の違いは出ているので、改造して良かったです。
元通りボディを被せて完成としました。これで勾配も安心の編成が組めることになりました。

これでこの記事は終わりとなります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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